苔が美しい『白山平泉寺』

hesenzihaiden

「福楽夏号」勝山市特集「おとなの勝山ものがたり」。
『白山平泉寺』は別名『苔寺』といわれるように、
美しい苔で知られます。
苔は、日差しや雑草に弱い非常に繊細な生き物。
影をくれる杉木立、
こまめに草やゴミを除去し続けてこられた
地元平泉寺区の人々に守られてきました。

しかし近年、杉の老木化とともに、
日当たりがよくなり、そのボリュームが減少。
これからの課題となっているそうです。

「昔は、もっと厚みがあってフカフカで、
上に寝転んで遊んだり、
遠足のお弁当を食べたりしたんですよ」。
そんなお話もお聞きしました。

写真の奥にみえる『拝殿』は、
安政6年(1859)の建設で、間口は6間。
天正2年(1574)一向一揆との戦いで焼失した
かつての拝殿は間口45間8分と、
現在の7倍以上もあり、
その礎石が、現在の拝殿の左右に残っています。

また、通常見ることはできませんが、
拝殿の中には、越前松平家が奉納されたものを中心に、
豪華な絵馬が掲げられているそうです(^^)

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