大野市の水環境を示すバロメーター『イトヨ』

itoyo

『福楽夏号』大野市特集より
特異な地形と気候環境によって育まれてきた清らかな「大野の水」
その質が保たれているかどうかを示し、環境のバロメーターといわれるのが、
低温で綺麗な水にしか棲めない魚『イトヨ』です。
現在も、糸魚町の『本願清水』をはじめとする水場に生息しており、
『本願清水イトヨの里』では、イトヨの観察をしたり、
その生態や大野の水文化について学ぶことができます。
イトヨは体長約5㎝。背中に3本、腹に2本、尾びれ前に1本のトゲを持ち、
大野では昔から「ハリシン」と呼ばれてきたそうです。
4~5月頃の繁殖期になると、オスは鮮やかな虹色(婚姻色)に変わり、巣作りを開始。
出来上がった巣の中にメスを誘導し(写真)、
産卵・受精後は、オスが巣の中へ新鮮な空気を送り込んだり、
稚魚を外的から守ったりして子どもの世話をするそうです。
『本願清水イトヨの里』の長谷川副館長さん曰く、
「イトヨのオスは、究極のイクメンなんですよ
名水のまち「大野」のシンボル『イトヨ』。皆さんも、ぜひ会いに行ってみてください!
(写真は『本願清水イトヨの里』よりご提供いただきました)

『本願清水イトヨの里』
大野市糸魚町8-44
TEL.0779-65-5104
開/9:00~17:00
休/月曜日(祝日の場合は開館)
祝日の翌日

おすすめ